社殿の柱や庇は赤い漆で塗られている。
その向拝柱が細くなっているが、「参拝者が子宝安産を願い、削り持ち帰ったため
細くなった」。
「向かって左が男子、右が女子出産祈願」であると説明されている。
参道に西暦二千年記念の「新しょうわ」狛犬がいる。
その台石に「明和5年建立ノ狛犬付常夜灯老朽化セルニヨリ撤去シ茲ニ之ヲ建ツ」
と書かれている。
境内の裏に八雲社、日吉山王社などが合祀されている。
その前に撤去されたという明和5年(1768)の狛犬付常夜灯があった。
笠と火袋がはずされ、竿の上に直接狛犬が載っている。現在も合祀社を守護しているので
「先代」としないこととする。
小型で、右からウン・アで、耳が垂れ、尾が太く立っている。立派な「構え」である。 |