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第9日 大山参詣(追加)

               歩いた距離 7.2km  2003.03.21

 伊勢原駅から大山までの参詣道を歩いていないので、その分を追加するために、
小田急の伊勢原で下車する。

 駅前に大山阿夫利神社の大きな青銅製の鳥居がある。

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 鳥居をくぐり商店街をぬけ、相模原大磯線の商店が並ぶ通りを行く。

 国道246を越え、相模原大磯線から分かれて大山方面の道を行く。

yagura09-30.JPG  東名高速をくぐると阿夫利神社の二の鳥居がある。
このことから、駅前の大鳥居が一の鳥居ということか。
 正面が大山である。

 すぐ右にある富士山上行寺に行く。
 この寺は、江戸の地を転々とした後、昭和になってここに移転してきたということで、有名人の
墓がある。

yagura09-31.JPG  宝井其角のがある。
 江戸中期の俳人で、芭蕉の門人である。
 俳風は芭蕉が閑寂を好んだのに対し、伊達を好んだといわれている。

yagura09-32.JPG  桂川甫周のがある。
 江戸初期の医師で蘭学者である。
 杉田玄白、前沢良沢と共に「解体新書」を著した人である。

yagura09-33.JPG  大橋宗桂のがある。
 江戸初期の将棋師で、初代名人である。
 墓石が将棋の駒の形をしている。

 太田道灌(1432〜86)は、伊勢原で生まれたということで、ここ上糟屋には道灌ゆかりの
ものが多い。

 道灌は長禄元年(1457)に江戸城を築いて、東京の基礎を作った人である。
そして扇谷(おおぎがやつ)上杉家の家宰であったが、讒言を鵜呑みにした主君の上杉定正
によって上杉館で討たれた。

 鳥居はあるが、ごく普通の家に見える太田神社がある。

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 道灌の胴塚があり、宝篋印塔がある。

 その境内には、心敬という人の「雲もなほ さだめある世の しぐれ哉」
という句碑がある。
 この人は当時一流の連歌師であり、その文脈は門人の宗祇を経て
芭蕉に受け継がれたといわれる。

 胴塚の向かえに、道灌が開基したという洞昌院がある。境内に道灌堂がある。

 近くに大きな境内の上糟屋神社がある。きれいに花壇が整備されている。
 その一角に、道灌が討ち死にしたとき最後まで戦った家臣を祀る、七人塚がある。

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 バス道をいくと、道標を兼ねた不動明王像
がある。
 正面が「ひらつかみち」「右 いせ原
 田むら 江の嶋道」「此方 はだのみち」
と読める。

 その横に嘉永5年(1852)の双体道祖神がある。

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 道に沿って細長い子易明神比々多神社がある。

 当時鎌倉に住み鎌倉の始祖といわれる染谷太郎時忠が、
国土の安泰と夫人に子宝が授かる様祈願し願いが叶った
ので、この神社を厚く保護したという。
 以来子宝・安産の守護神といわれる。

 時忠は雨降山大山寺の開山である良弁の父親である。

 社殿の柱や庇は赤い漆で塗られている。
 その向拝柱が細くなっているが、「参拝者が子宝安産を願い、削り持ち帰ったため
細くなった」。
「向かって左が男子、右が女子出産祈願」であると説明されている。

 参道に西暦二千年記念の「新しょうわ」狛犬がいる。
 その台石に「明和5年建立ノ狛犬付常夜灯老朽化セルニヨリ撤去シ茲ニ之ヲ建ツ」
と書かれている。

 境内の裏に八雲社、日吉山王社などが合祀されている。
 その前に撤去されたという明和5年(1768)の狛犬付常夜灯があった。
笠と火袋がはずされ、竿の上に直接狛犬が載っている。現在も合祀社を守護しているので
「先代」としないこととする。
 小型で、右からウン・アで、耳が垂れ、尾が太く立っている。立派な「構え」である。

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 なだらかな坂を上っていく。

 三の鳥居がある。
 この辺りから御師(先導師)の宿坊と名産店が多くなる。

 鈴川を渡る。旧参道の標示がある。

yagura09-42.JPG  獅子山荘という宿坊がある。
 その名の通り、庭に大型の「獅子山」の狛犬がある。
親狛犬が2匹と岩を上っている子狛犬が1匹で、「板東3獅子」
と書かれている。
 文政13年(1830)で、石工は弓町石切藤兵衛であるという。

 また川を渡ってバス道に戻る。

 良弁滝がある。大山寺開山の年に入山した良弁が、最初に水行を行ったところという。

yagura09-43.JPG yagura09-44.JPG  左の細い参詣道がとうふ坂である。
 「参拝者たちがとうふを手のひらに乗せ、
すすりながら登った」という坂である。

 大山ケーブル駅というバス停に着く。

 夕方になったので下社にも行かず、すぐにバスに乗って伊勢原に戻る。

 小田急伊勢原で乗車して、帰宅。

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